応氏杯世界選手権準決勝三番勝負第3局一力遼九段が勝ち決勝進出!

応氏杯世界選手権準決勝三番勝負第3局は一力遼九段が勝ち初の決勝進出を果たしました。
# ようやく読売新聞、朝日新聞が取り上げてくれました。
https://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_result/10oushi-jun3.html
https://www.asahi.com/articles/ASS79328CS79UCVL059M.html
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/20240709-OYT1T50154/
序盤の難解な下辺の戦いを切り抜けた後に柯潔九段の緩手を捉え一気に優勢を築きました。
その後は盤石の打ち回しを見せ完勝と言って良い内容でした。
やっぱり優勢な碁を勝ち切る力はワールドクラスですね。
握りに勝って有利な白番を取ったのも大きかったですね。
まだ決勝五番勝負が終わっていませんが、本局が生涯の1局になるかもしれません。
日本棋士の世界戦決勝進出は井山九段の2018年LG杯以来6年ぶりとなります。
柯潔九段は一力九段の同学年で十代の時に大きく水をあけられていました。
それが20代後半になってから大勝負で勝ったのは凄いことです。
大学卒業後の精進の成果でしょうか。
もちろん、1回勝ったからと言って追い付いたとは言いませんが。
決勝五番勝負の相手は既に勝ち上がっていた謝科九段に決まっています。
レーティング差はそれほどないので、十分に勝機があります。
# 相手が申ジンソ九段でなければ優勝の大チャンスです。
優勝賞金が40万ドル(約6400万円!)という破格の賞金だというのも好材料です。
謝科九段には相当プレッシャーが掛かっているはずです。
河北新報が無用なプレッシャーを掛けないのが肝心ですね。
休む暇なく木曜日には名人戦リーグ全勝決戦の大一番があります。
今週頑張ったので仮に負けても許してあげます。
いずれ8月以降に行われる決勝五番勝負に棋士人生を賭けて欲しいです。

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