アマ本因坊戦全国大会、平岡選手６回目の優勝

アマ本因坊戦全国大会は平岡選手が６回目の優勝を果たしました。
＃ 現時点で大会結果は更新されていませんが、近々更新してくれるでしょう。
https://www.nihonkiin.or.jp/event/amakisen/amahonin/071/index.html
https://www.nihonkiin.or.jp/event/area/ichigaya/3571.html
名誉アマ本因坊の資格を得てから更に２回優勝するのはさすがです。
大関選手が優勝回数で迫っていましたが、また突き放しました。
特に宅見学生本因坊、夏冰アマ名人を連破したのは見事で、文句なしの優勝です。
５０代でのこの活躍は素晴らしい限りです。
ただし、今大会で一番目立ったのは齊山選手でした。
自由奔放な打ち回しで初出場でいきなり決勝進出を果たしました。
決勝はＡＩの評価値を無視する１手目から辺の４連打でした。
黒番が欲しかった（事前に握りの練習をしていた）のはこれを打ちたかったからですね。
この布石で途中まで形勢互角をキープしていたのは地力の現れです。
右下隅で判断ミスにより損をして形勢が一気に傾きました。
ここからは平岡選手が隙を見せず手堅く逃げ切りました。
齊山選手は惜しくも準優勝でしたが、見事な戦いぶりで近い将来再びこの舞台に戻って来ると思います。
先輩の栗田選手も３回目の決勝で優勝を手にしました。
頼もしい後輩たちです。
なお、ベスト８予想成績は３／８でした。
Ｆ組で本命を外したのが響きました。
五十嵐弟さんが大会前に風邪を引いたせいということにしておきましょう。
ちなみに、優勝予想をしていれば決勝は齊山－夏冰戦で優勝を齊山選手にするつもりでした。
＃ 齊山選手をベスト８予想に入れなかった反省を踏まえての予想です。
それぞれ２位、３位なのでまずまずでしょう。
この予想は楽しいのですが、メジャー棋戦が二つしかないのが痛いところです。
スポンサーが付かないので仕方がないですね。