名人戦第１局一力名人先勝

名人戦７番勝負第１局は一力名人が勝ち２連覇に向けて幸先良く先勝しました。
https://www.asahi.com/igo/?iref=pc_gnavi
https://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_result/50meijin1_4.html
黒が勝勢になるまではずっと白が優勢だったのですが、白１５６の悪手で一気に逆転しました。
ただし、白１５６以降に白が正しく打つのも人間にはかなり難しいようです。
朝日新聞の記事には大逆転という見出しが付いていますが、これは評価値上の話で一力名人の勝負術が巧みだったということです。
本当の大逆転は井山２冠の逆転負けを見てから言って欲しいです。（笑）
芝野虎丸十段は珍しく形勢を悲観していたようで、封じ手局面では優勢と思っていなかったとのこと。
これが逆転負けの遠因になったようです。
一力名人の自信満々の打ちぶりが形勢判断を狂わしたかもしれません。
これも一力名人のメンタルトレーニングの効果でしょうか。
一力名人が先勝したことによりまた芝野虎丸十段が負けかの空気が漂いますが、７番勝負は長いので今後の巻き返しを期待します。
なお、封じ手予想は完璧に外しました。
こんな狭い所で外すのですから先が思いやられます。
実戦の手はプロ棋士にとっては第一感の手のようなので棋力の問題ですね。
再転向の材料がまた増えました。