忘れない内に朝日アマ名人戦県大会の出場報告記を書き込みます。
今大会は沿岸代表の方に連絡が来ていないとのことで、沿岸代表者3名が欠場しました。
# 主催支部には連絡をしているとのことです。
そのため出場選手は29名となりました。
欠場者は思うことがいろいろとあると思いますが、県大会の日程は昨年末に事前に決まっています。
なぜ県本部に確認しようとしないのか謎です。
1回戦の注目対局は以下の通りです。(左側が勝者、敬称略)
shosaku-N田
N澤-裏嶋太郎
N海-W辺
O村-saito
K谷-Mら父
まつひか-K野
kan-K谷寿
復帰後のshosakuさんが実力者相手にブランクを感じさせない勝利でした。
きっと入院中に囲碁の勉強していたに違いありません。
N田さんの久しぶりの復帰もうれしかったです。
N澤さんは大接戦を半目で制しました。
N海さんはW辺君相手に手厚く寄り切りました。
W辺君は日頃善行を積んでいるのにくじ運に恵まれませんね。
補欠出場のsaitoさんはO村さんに手堅く逃げ切られました。
K谷君は因縁対決を冷静に制しました。
まつひかさんは苦手のK野さん相手に苦戦しましたが、何とか逆転勝ちしました。
私はもう一人のK谷さん相手に快勝しました。
# K谷君と一字違いなので、お約束でK谷君に勝ったのとからかわれました。
K谷寿さんとは2年ぶりの対局でしたが、当たる人は当たるものです。
2回戦の組合せは以下の通りです。(左側が勝者、敬称略)
shosaku-えどわーど
F原-S々木正
mino-N澤
N海-O村
K谷-まつひか
S原和-S藤顕
Mら兄-A部旭
kan-N沼
shosakuさんはここでも実力者のえどわーどさんに勝ち飛ぶ鳥落とす勢いです。
N澤さんは攻めが甘くなりminoさんに敗れました。
N海さんは実力者相手に安定した戦いを見せました。
昨年優勝のまつひかさんはK谷君相手に序盤で優勢を築くものの中盤で車の後押しをしてしまい逆転負けを喫しました。
まつひかさんほどの選手でも誰にも分かるような悪手を打ってしまうんですね。
改めて連覇の大変さを感じます。
私はN沼さん相手に例によって序盤で優勢を築くものの、中盤で無用な反発をしてしまい一気に形勢を損ねました。
ここで正しく打たれていれば潰れていたと思います。
何とか助け起こされヨセ勝負になり辛うじて残しました。
相手の残り時間が少なくなっていたのが幸いしました。
でも、こんなに運を使っていては先が知れたものです。
準々決勝の組合せは以下の通りです。(左側が勝者、敬称略)
F原-shosaku
N海-mino
K谷-S原和
Mら兄-kan
勢いに乗っていたshosakuさんがここで力尽きました。
久しぶりの対局で疲れが出たのかもしれません。
勝ったF原さんが初のベスト4入りを果たしました。
N海さんはminoさんの大石を獲って快勝でした。
K谷君はここでも実力者相手にきっちり勝ち切りました。
強豪相手が続くのでじわじわと疲労が溜まって来たようです。
私はMら兄さんの力ずくの攻めに一手ばったりの手を打ってしまい序盤早々に必敗形になりました。
その後無理を承知で暴れるものの最強に対応され潰されました。
正しく打ってセキの形になっても少し形勢が悪かったのがせめてもの救いです。
それよりある手(単純なケイマの突き出し)を打っていれば優勢になっていました。
これを見逃してしまったのが問題で、ここで相手の読み筋を信用してしまう悪い癖が出ました。
勝負所ではきちんと読まないといけないです。
本大会は全体的にミスが多かったので、ここで散るのは仕方がないです。
準決勝の組合せは以下の通りです。(左側が勝者、敬称略)
N海-F原
K谷-Mら兄
準決勝の時は敗局の検討をしていたので内容をほとんど見ていません。
F原さんはN海さんの厚い壁に跳ね返されました。
でも、3位入賞で存在感を示しました。
K谷君は力戦家のMら兄さん相手に力勝負を制したようです。
しかし、ここでもエネルギーを使い確実に疲労が溜まって来ました。
3年前のアマ本因坊戦県大会を彷彿とさせます。
そして、決勝の組合せはN海-K谷戦となりました。
この碁は記録を採っていたのでずっと見ていました。
ただし、ソフトが不調になり一緒に読んでいる余裕はありませんでした。
良くも悪くもK谷君らしい内容だったと思います。
AIソフトで調べていませんが、K谷君が優勢の時間が長かったように思います。
左下隅で白地が黒地に代わってしまい、ここで逆転されたようです。
しかし、その後中ヨセでN海さんが取られるはずの無い2子が取られて再逆転しました。
ところが小ヨセでK谷君が中央の白2子を取られて再々逆転しました。
この手を食らう前に時間が残っていたK谷君が長考していたのですが、どういう読み筋だったのかは謎です。
ここまでの疲労のせいでダメヅマリを錯覚したとしか思えません。
実際食らうまでお互いにバタバタと手が進んでいましたからね。
強豪相手に勝ち続けていたのに最後の最後で着地に失敗しました。
会心の優勝を逃したのは残念でしょう。
逆にN海さんの嗅覚はさすがです。
相手を間違わせる能力は岩手では際立っていますね。
N海さん、改めて優勝おめでとうございます。
全国大会での活躍を期待しています。
なお、本大会の上位の結果は朝日新聞のページにも載っています。
https://www.asahi.com/articles/AST5T3TZVT5TUJUB001M.html
久しぶりに優勝者以外の名前が載ったのは良かったです。
来年以降も続けて欲しいですね。
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