忘れない内にアマ本因坊戦県大会の出場報告記を書き込みます。
県北地区代表が辞退し盛岡から補充ができなかったため３１名が出場しました。
昨日の書き込みで罰が当たったのか優勝を目指すためにはほぼ最悪のくじ運でした。
決勝に行くまでにまつひかさん、Ｋ谷君を連破するなんて無理ゲーです。
まあ、昨年は逆に恵まれたので文句は言えないですね。
１回戦の注目対局は以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
kan－えどわーど
shosaku－Ｍ川
Ｓ藤顕－mino
Ｙ日市－Ｙ野
えどわーど戦は序盤から難しい戦いが続いていたのですが、えどわーどさんがシノギ勝負に出たために大石を獲りました。
普通に生きていたらまだまだ難しい戦いが続いていたと思います。
shosakuさんは序盤からペースを握り快勝でした。
前日のエクナ賞の優勝の勢いのままだったようです。
昨年３位のminoさんは意外にも初戦敗退となりました。
本棋戦と相性の良いイメージがあるＹ野さんの初戦敗退も意外でした。
２回戦の組合せは以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
shosaku－kan
まつひか－Ｎ島
Ｋ谷－Ｇ藤
Ｍら父－Ｏ川正
Ｍら兄－Ｙ中
裏嶋太郎－Ｓ藤顕
Ｗ辺－Ｋ野
Ｎ沼－Ｙ日市
私は序盤はやや優勢に打ち進めました。
その後shosakuさんの２線のオキに反発したのですが、読み抜けがあり一気に形勢を損ねました。
直後にも見損じがあり敗勢になりました。
その後懸命に挽回を図るも逆転の難しい碁形だったのでガッチリ逃げ切られました。
王座戦の時はイップスが出て負けたのですが、今回は読み負けでした。
勝負に行く時はもう少し慎重に読まないといけないですね。
Ｙ中さんは善戦したものの時間を使い過ぎて時間切れ負けしました。
裏嶋太郎さんは最終盤で相手の見損じがあり逆転勝ちしたようです。
準々決勝の組合せは以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
まつひか－shosaku
Ｋ谷－Ｍら父
Ｍら兄－裏嶋太郎
Ｗ辺－Ｎ沼
shosakuさんは中盤まで善戦していたのですが一手重い手を打ってしまい一気に形勢を損ねました。
普通に軽く打っていたらヨセ勝負だったようです。
準決勝の組合せは以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
Ｋ谷－まつひか
Ｗ辺－Ｍら兄
Ｋ谷君は攻められていた石を地を持って生きたためにペースを握ったようです。
その後まつひかさんは懸命に挽回を図るもののＫ谷君に冷静に応じられました。
最後は秒読みに追われたまつひかさんがらしくない見損じをしてしまい投了しました。
まつひかさんは生涯グランドスラムも来年以降に持ち越しとなりました。
Ｗ辺君は中盤で得意の地を先行する碁形になり、その後巧みにしのいでガッチリ逃げ切りました。
そして、決勝はＫ谷－Ｗ辺戦となりました。
共に本大会優勝回数４回を誇る本大会と愛称の良い者同志の組合せとなりました。
序盤の戦いでＷ辺君の馬の顔にのぞんだ石が引き離され一気に形勢を損ねました。
その後Ｋ谷君も薄い石を作り難しい戦いとなりましたが、この石が何の被害もなくシノいだために勝勢になりました。
Ｋ谷君は危ない橋を渡りましたが、はっきり悪い局面はなく完勝に近かったと思います。
これで本大会５回目の優勝となりました。
連続ではありませんが、将棋の永世名人基準に倣って名誉岩手本因坊を名乗って良いかと思います。
Ｗ辺君は惜しくも敗れたもののＭら兄さんを破るなど存在感を十分に示しました。
他の仕事をやりながら結果を出すのはさすがです。
Ｋ谷君、改めて優勝おめでとうございます。
全国大会での活躍を期待しています。
＃ 観戦基準の緩和次第ですが、もしかしたら応援に行くかもしれません。
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