東北六県大会参加報告記(2日目)

囲碁

昨日に引き続き東北六県大会の参加報告記を書き込みます。
今回は大会2日目です。

2日目の各県の組合せは以下の通りです。

●3回戦
福島県-秋田県
×宮腰-くまち○
×木村-高橋(新)○
×鈴木(隆)-麻上○

青森県-山形県
×嶋脇-太田○
○野口-山崎兄×
×安藤-舩山○

岩手県-宮城県
○まつひか-千葉×
○N海-中村×
○K谷-吉原×

宮腰-くまち戦は序盤早々にくまちさんがやや失敗したのですが、そこからは地力を発揮し徐々に差を広げた完勝でした。
まつひかさんは千葉さん相手に序盤でリードを許しましたが、中盤から終盤にかけて力を発揮し逆転勝ちを収めました。
N海さんはコウ争いを制して快勝とのことです。
K谷君は元岩手代表の吉原君相手に貫録を示しました。

●4回戦
福島県-宮城県
×宮腰-千葉○
○木村-中村×
×鈴木(隆)-吉原○

青森県-秋田県
○嶋脇-くまち×
×野口-高橋(新)○
×安藤-麻上○

岩手県-山形県
○まつひか-太田×
○N海-山崎兄×
×K谷-舩山○

宮腰-千葉戦は序盤は千葉さんが打ち易かったのですが、一手の緩着をとがめられて一気に形勢を損ねました。
しかし、優勢を築いたものの大長考し決めに行ったのが戦略ミスだったようで中盤早々に秒読みに突入しました。
千葉さんがそのチャンスを掴み宮腰さんの超大石を仕留めました。
千葉さんは石の死活が絡んだ局面になるとやたらと力を発揮します。
宮腰さんはとてももったいない負け方をしました。
まつひかさんは太田さん相手に大苦戦していたのですが、やはり秒読み中に太田さんがミスをして逆転を許しました。
N澤監督によるといつもは冷静な太田さんが対局中に感情が表に出たとのことです。
相当辛い負け方だったことと思います。
N海さんは難解な戦いで相手の大石を取って勝ち切りました。
K谷君は舩山さんにヨセ勝負に持ち込まれ一歩及びませんでした。
舩山さんは本大会でも岩手キラーぶりを発揮しました。
山形県はこの敗戦により連覇の夢が絶たれました。

●5回戦
福島県-山形県
×宮腰-太田○
○木村-山崎兄×
○鈴木(隆)-舩山×

青森県-岩手県
○嶋脇-まつひか×
×野口-N海○
×安藤-K谷○

秋田県-宮城県
○くまち-千葉×
○高橋(新)-中村×
×麻上-吉原○

5回戦が始まる前は優勝争いは岩手と秋田に絞られていました。
岩手0-3、秋田3-0のみが唯一の秋田の優勝条件でした。
# 4年前の秋田大会と同様の状況でした。
宮腰-太田戦は宮腰さんがせっかく自分の研究に持ち込んだのにここで判断ミスをしてしまい非勢となりました。
その後お互いに秒読みになり闇試合になったかと思ったのですが、太田さんが逆転を許しませんでした。
20秒の秒読みで中盤以降にミスがほとんどないのは感服します。
まつひかさんは優勢の碁をヨセで見損じがあり逆転負けを喫しました。
勝っていれば大将戦優勝だったので大魚を逃しました。
N海さんは珍しく大模様を築き、最後は野口さんの大石を取りました。
K谷君は相手を寄せ付けず完勝だったようです。

団体戦の結果は写真の通りですが以下にまとめます。

1位 岩手 5勝0敗 12得点
2位 秋田 4勝1敗 10得点
3位 山形 2勝3敗 7得点
4位 福島 2勝3敗 5得点
5位 青森 1勝4敗 6得点
6位 宮城 1勝4敗 5得点

昨年優勝の山形県はまさかの負け越しに終わりました。
5回戦は優勝を逃したことで気落ちしたのでしょう。
これが団体戦の怖さでもあります。
岩手は見事に地元で団体優勝を果たしました。
12得点での全勝優勝はなかなかできないので素晴らしい記録です。
N海さん、K谷君が個人優勝し団体優勝に花を添えました。
大会を振り返ると結果論ですが1回戦のN海-高橋(新)戦の勝敗がそのままチームの成績につながりました。
この1戦と山形戦を制したN海さんが文句なしのMVPです。
なお、私の予想は優勝については大将戦以外は当たりました。
副将戦については完璧だったので、十分合格点でしょう。
先鋒戦で吉原君の名前を挙げればほぼ完ぺきでしたが、それはできない相談でしょう。(笑)
でも、本大会での吉原君のアシストは完璧でした。
出場した選手の皆さん、団体優勝おめでとうございます。
この優勝で、監督、選手、応援団、記録係の4種類で優勝を体験しました。
さすがにこれでコンプリートでしょう。

コメント

  1. えどわーど より:

    4回戦、青森vs山形副将戦で棋譜を取ったのですが、こぼれ話です。

    青森のN口さんが時間切れ勝ちしたのですが、実際の形勢は山形のY崎兄さんが、大石を取って勝負がついていました。団体戦なのでN口さんは投げるに投げられずに粘っていたのですが、なんとY崎さん相手が打ったのを気づかずに無情にも時計の音声で時間切れが告げられました。
    お互い秒読みだったので最初相手の時計が切れたと勘違いしていた様です。
    N口さんのその手は10秒以内に打ったので秒読みの声はせず、実は私も時計の手番が変わったのが少し経ってわかったものの、N口さんがどこに打ったか盤面を必死に探していたくらいでした。

    秒読み中に限らず相手の手元から目を離さず、相手の手を見逃さない様にしないといけないと私も自戒しました。自分も大会でヨセの手を集中して読むあまりアタリに気づかず要を抜かれた長い経験があります。

  2. えどわーど より:

    長い経験→苦い経験

  3. O田 より:

    岩手の皆様、この度は大変お世話になり、ありがとうございました。
    地元での優勝おめでとうございます。
    kanさんは4種類での優勝おめでとうございます(笑)過去達成された方いるのでしょうか。

    長々恐縮ですが私目線で感想を書かせていただきます。

    後出しですが、副将戦は岩手不調?で秋田筆頭の混線と予測しておりましたが外され(失礼しました)、初戦が決勝点で岩手安定の大会になっていたように映りました。
    大将戦は上4人横一線、他2人も相当怖さがあり全然星を食い得る(限りなく近かったでしょうか)みたいに思いつつ、それ以上は考えないようにしていました。
    大将で抜け出す県があればそこがきっと有望と思っていましたが、抜け出してないしそもそもあまり関係なかったようです(笑)

    2、3回戦とも酷い逆転勝ち(4回戦の比じゃない)で個人的には強い追い風を感じた一方、チームメイト2人は大将に運気を吸われ沼にはまっていたようです。精神的にも、いつもながら時間的にも、声がけする余裕が全然なく申し訳ない限りでした。

    4回戦は中盤まで優位でしたが、割と早い段階で追い付かれ以降は微差で競り負けというのが実態に近いようです。ヨセでもこちらが勝つチャンスはあったと思いますが、相手の方が最後まで集中を保っていてその差が出たと感じました。
    大会会場に向かう際、通り道にま○むら商店という唐揚げ屋があり、験担ぎに唐揚げを2つ買ったのですが、3つ買わないといけなかったと後悔した次第です。
    先鋒が仕事してくれただけに申し訳なかったですが、結果的にここ勝って最終戦ストレート勝ちできたとしても及ばなかったようなので…(自分のせいにしたくない)

    完全に流れを失い、最終戦も奈落の底に落ちかねませんでしたが、最後の最後に風が戻ってきてくれたようで、個人優勝は幸運の限りでした。

    昨年のフリカワリのような大会でしたが、個人的には出来すぎの結果です。

    他の碁も逆転や時間切れが多く全体的に荒れ場の印象でした。

    会場は懇親会と検討が同じところは斬新で良かったです(大学の合宿はその通りですね!)が、部屋の環境が…(喫煙室?や室外機の音?電気やお湯)個人的にはキツかったです、すみません。

    他のメンバーも得るものの多い大会だったと思います。
    来年は追われる身とは全く思わずチームとして挑戦者の気持ちで臨みたいと思います。
    またよろしくお願いいたします。

  4. えどわーど より:

    相手が打ったのを気づかなかった要因として着手が白のN口さんから見て右下隅の本当に隅の方のヨセの手で、腕が全く伸びて来ないところなので注意していないと見落とす可能性大だな、と後から考えて納得。記録員の私も気づかなかったくらいですから。サブ記録員の高橋くんは近くにいたので多分見えていたと思います。

  5. くまち より:

    関係者の皆様、お疲れさまでした。
    簡さん大会報告ありがとうございます。

    この大会が近づくと、このページをのぞき始めています。予想ものぞいてます。
    優勝予想は本命山形かと思ってましたが、終わってみると今回は不調でしたね。


    ここからは個人の感想を。
    初戦の松村戦は上手く打てました。AIかけるとおかしな手も打ってますが、
    対局中は終始優勢と思っていたのが幸いし、そのままいけた感じです。
    松村君に勝つと、日頃やられている岩手の人が喜んでくれるので、これからも続けていきたいと思います(笑)
    2回戦の太田戦は形勢良すぎて温泉気分、油断がすぎたというか、良くない逆転をされてしまいました。
    長い攻め合いをどう打ってもセキと即決、読まずに放置してたら最後に取られて負け。ちゃんと読むんだったと後悔。。
    懇親会は有意義(特に外柳プロの検討意見が)でしたが、監督に日本酒を飲まされすぎたのか眼が冴えて寝れず、
    朝は地震で起こされ3時間睡眠、翌日の体調は最悪でした。
    3回戦は…序盤も失敗ではないですよ、隅に潜ったのも想定通りで。
    後半は力を発揮させないようなアマし方でほぼ完勝の感じ。
    4回戦は、序盤はやや打ちやすかったのですが、中盤以降の戦いで自力の差が出てしまった気がします。嶋脇さんには今年も負け…。
    5回戦は序盤早々リード。後半よれたりヨミ抜けあって最後フラフラでしたが、
    相手も秒読みで決めきれずという感じで最後は差が開いて何とか勝ち越し終了。

    秋田県チームは今年は惜しかったですね。若手なしでも岩手、山形と勝負にはなりますね。

    来年もよろしくお願いします。

  6. えどわーどさん、またコメントありがとうございます。

    Y崎兄さんが時間切れ負けとは全く知りませんでした。
    今回は凄い碁ばかり見ていますね。
    えどわーどさんの観戦記を読みたいぐらいですが、さすがに他県の碁は書けませんね。
    やはり、勝負事は何が起きるか分かりません。
    Y崎兄さんが今回まさかの1勝4敗に終わったのはこの碁が大いに影響したんですね。

  7. O田さん、詳細なコメントをいただきありがとうございます。
    改めて大将戦優勝おめでとうございます。
    また、祝福いただきありがとうございます。
    さすがに4種類での優勝は初めてと自負しています。(笑)

    > 部屋の環境が…(喫煙室?や室外機の音?電気やお湯)個人的にはキツかったです、すみません。

    これについては本当に申し訳ございませんでした。
    ホスト県を代表して謝罪します。
    # 言い訳をするとこのホテルを会場にするにあたって本部長、幹事長共に新聞社に対してかなり抵抗しました。
    私の部屋はそこまで酷くなかったので、部屋によって当たり外れがあったのかもしれません。
    まさかO田さんに喫煙部屋を割り当ててしまったのでしょうか。
    この意見は上層部に報告します。

    こちらこそ、またよろしくお願いいたします。

  8. くまちさん、O田さん共々詳細なコメントありがとうございます。
    この時期だけじゃなくて他の記事も読んでくださいね。(笑)

    > 3回戦は…序盤も失敗ではないですよ、隅に潜ったのも想定通りで。

    棋風通りということですね。
    一方的と書くと面白くないので、唯一くまちさんが50%を切ったところを大袈裟に表現しました。

    > 秋田県チームは今年は惜しかったですね。若手なしでも岩手、山形と勝負にはなりますね。

    来年以降はもう一人のT橋さんが出場意欲があるようです。
    T橋さんが出場すれば一気に優勝候補の筆頭に上がるかもしれません。

    こちらこそ来年もよろしくお願いします。
    このコメントも読んでください。(笑)

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