忘れない内にアマ本因坊戦県大会の出場報告記を書き込みます。
今年も他地区から辞退者が続出しましたが、盛岡地区から補充ができたため３２名全員が出場しました。
１回戦の注目対局は以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
Ｗ辺－Ｆ原和
Ｎ沼－Ｉ藤伸
mino－Ｏ村
kan－Ｓ野正
Ｋ谷－Ｍら兄
Ｋ野－Ｍら父
まつひか－Ｎ海
Ｗ辺君は世話役をやりながらしっかりと貫録を示しました。
Ｎ沼さんは乱戦を制しました。
minoさんは得意の攻めでＯ村さんを圧倒しました。
私はＳ野正さんの奔放な打ち回しに翻弄されましたが、何とか冷静に対応し最後は大石を取り切りました。
Ｋ谷君は朝日アマ名人戦準決勝に引き続きＭら兄さんと当たりました。
私が見始めた時には大石を獲って必勝形になっていました。
Ｍら兄さんさんはリベンジに燃えて力が入り過ぎたかもしれません。
Ｋ野さんはＭら父さん相手に殊勲の星を挙げました。
朝日アマ名人戦でもまつひかさん相手に善戦していたので、大物キラーかもしれません。
Ｎ海さんは招待選手にもかかわらずいきなりまつひかさんと当たりました。
やはり招待選手が一人だとほとんどメリットがないですね。
メリットは地区予選免除と県大会参加料千円がないだけです。
本局は難戦でしたが、Ｎ海さんに珍しく攻め合いの見損じがあって潰れ形になりました。
やはり連覇は難しいですね。
２回戦の組合せは以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
裏嶋太郎－Ｙ田正
Ｉ井－Ｇ藤
Ｗ辺－Ｎ澤
Ｎ沼－Ｓ原寛
kan－mino
Ｋ谷－Ａ水
Ｎ島－Ｋ野
まつひか－えどわーど
裏嶋太郎さんは最終盤で得をし半目勝ちしました。
この日の裏嶋太郎さんは持っていましたね。
補欠出場のＩ井さんはＧ藤さんが着手禁止点を打ったために反則勝ちしました。
公式戦で現れるのは珍しいですね。
Ｎ澤さんは天敵のＷ辺君相手に完敗を喫したようです。
大事な所でいつも邪魔をされるとのことで出世の妨げになっています。
私はminoさん相手に序盤で打ち易くしたはずですが、中盤から力を出されて混戦に持ち込まれました。
やや苦しいかなと思っていたところでminoさんの緩手が出てやや優勢になりました。
その後小ヨセでminoさんにポカが出て超大石を取ってしまいました。
ただし、これが無くても私が少し残っていたようなので味の悪い勝利にはなりませんでした。
なので、今回はここまでそれほどツキを使っていないはずでした。
えどわーどさんはまつひかさん相手に時間切れ負けを喫しました。
ただし、最後まで作っても白のまつひかさんが盤面でも良かったとのことです。
準々決勝の組合せは以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
裏嶋太郎－Ｉ井
Ｗ辺－Ｎ沼
Ｋ谷－kan
Ｎ島－まつひか
裏嶋太郎さんはＩ井さんの打ち回しに手を焼くものの得意の勝負術を発揮し勝ち切りました。
Ｉ井さん敗れたものの初出場でベスト８に入ったのは立派ですね。
チャンスを与えた紬喜さんに感謝したいところです。
これを機に今後も囲碁センターの常連になって欲しいです。
Ｗ辺君は苦手のＮ沼さん相手に王座戦のリベンジを果たしました。
この勢いなら決勝まで行くと思っていたのですが…。
私は序盤で打ち易くなるもののはっきり優勢を築く手を逃し難戦になりました。
中盤では中央で二眼生きを強いられ苦戦を意識しました。
しかし、苦戦と感じていたのは被害妄想で実際は優勢でした。
その後私のやり過ぎもあり混戦となりましたが、何とか乗り切りヨセに入った段階で優勢でした。
しかし残り時間が少なくなって時間を気にし過ぎて雑になってしまいました。
手止まりの大ヨセを打つチャンスを逃し非常に細かくなりました。
それでも正確にヨセていれば半目は残っていたようです。
結局何度もミスを連発し半目負けを喫しました。
そんなに運を使ったつもりはないですが、負ける時はこんなものですね。
直後にまつひかさんの敗戦を確認し大魚を逃したことで悔しさが倍増です。
昔からここ一番で半目負けが多いのは自分の人生を象徴していますね。
Ｎ島さんは細かいヨセ勝負を制しました。
ヨセの得意なまつひかさん相手にヨセ勝ちするのですから大したものです。
私もＮ島さんの爪の垢を煎じて飲まなくては。
準決勝の組合せは以下の通りです。（左側が勝者、敬称略）
裏嶋太郎－Ｗ辺
Ｋ谷－Ｎ島
裏嶋太郎さんは対Ｗ辺戦で待望の初勝利を上げました。
ここ一番でリベンジを果たすのですから大したものです。
内容的にもヨセ勝負を制したようで、堂々の勝利です。
Ｗ辺君は前日からの疲れを引きずっていたようで、ここで力尽きました。
Ｋ谷君は何度か煮え湯を飲まされているＮ島さん相手に大勝です。
検討をしていたので内容を見ていませんが、前局の幸運でＫ谷君のテンションが上がっていたかもしれません。
そして、決勝はＫ谷－裏嶋太郎戦となりました。
Ｋ谷君が序盤から着実にポイントを挙げて優勢を築きました。
裏嶋太郎さんの辛抱強さが印象的でした。
私なら我慢し切れずにどこかで反発して潰れていたことでしょう。
裏嶋太郎さんの狙いは明確で一発カウンターを狙っていました。
Ｋ谷君がやや中央を薄く打っていたので、どこかでそのチャンスがあったかもしれません。
しかし、本局のＫ谷君は冷静でほぼ相手の狙いは察知していたようです。
最後は裏嶋太郎さんの大石が頓死しましたが、これがなくても地合い有利ははっきりしていました。
Ｋ谷君にはっきり悪い局面はなく完勝と言って良い内容でした。
さすがに何度も優勝している選手は違いますね。
Ｋ谷君、改めて優勝おめでとうございます。
Ｋ谷君は全国大会でのパフォーマンスが良いので、大物食いを期待しています。
当分の間私に足を向けて眠れないはずなので、東北六県大会・全国大会での活躍で私への恩返しを果たして欲しいです。
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